もう一度「ボーゲン」を見直そう
- skiofftrainer8
- 2018年2月23日
- 読了時間: 2分
オリンピックで連日盛り上がっていますね。
羽生選手や小平選手らが金メダルの活躍を魅せてくれましたが、
私個人的にはアルペンスキーやフリースタイルスキー・スノーボードの種目にやはり見入ってしまいます。
ちょっとでも滑ったり跳んだりするのをかじっていると、
そのすごさがよくわかるというせいもあるでしょうね。
結構フリースタイル系の種目はショー的な要素も強いので、
面白さがもっと多くの人に伝わればなぁと思ってもいます。
さて、今回はスキーの基本「プルークボーゲン」についてのお話です。

スキーを始める時に一番最初にやるのがこの滑り方だと思いますが、
この滑り方は、左右の足に荷重をかける荷重移動の練習にとっても役立つのです。
先日、いつも一緒に練習している先輩(元スキーイントラ)と
スキーの技術論について話をしていて、
「多くのスキーヤーは、最初にボーゲンで左右の足にしっかり荷重をかけてターンをやるのに、
足を揃えて滑るようになった途端、振り子みたいな動きになってターンをするようになってしまうんだ」
とその先輩は言いました。
その振り子みたいな動きになってしまうと、荷重移動の要素が薄れてしまい、
バッジテストの2級・1級合格の足かせになってしまうという話でした。

振り子みたいな動きのターン
(内傾動作が入ってしまったターン)
このターンでは右足にしっかり荷重されてなく、
板もずれながらのターンになります。
そんな時にこそ、
もう一度プルークでしっかり雪を踏んでターンをする練習をするといいのだそうです。
コブでもそれは同じじゃないかなと思います。
小さい子供って、プルークでコブ斜面をしっかり降りていきますよね。

私自身も今はプルークでもコブを降りられますが、
コブが上手く滑れなかった時はプルークでもやはり上手く滑れませんでした。
コブ滑走は上記で言う「振り子みたいな滑り」ではすぐコブにはじかれてしまい、
片足でしっかり雪を押す動作がより必要になります。
スキー上達のためには、①まず板をしっかり踏める条件(姿勢)をつくり、
②その上でさらに左右交互に板を踏む動作を身につける。
これが練習中のミーティングで話した内容なのですが、
この2番目を確認・練習するのに最も基本となるのがプルークボーゲンだという訳です。
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