コブで暴走する理由は「ちゃんとしゃがめない」
- skiofftrainer8
- 2018年1月11日
- 読了時間: 2分
こんにちは、八巻です。
年末年始のお休みも成人の日を最後に終わり、通常の日々が始まりました。
今季はスキーヤーの皆さんも豊富な雪のおかげで年末年始だいぶスキーを楽しまれたのでは?
私は年末年始、レッスンやイベントでスキー場に居る事が多かったですが、
本当に雪が多かったです。
1/8はナスパでイベントをした後、石打丸山へ移動し、夜まで自主練習をしました。
ここからは自分の練習にも本腰をいれようと思っています。
レッスンで気づいた、スキーヤーさんの弱点
さて、年末年始は何人もの方の滑りをチェックしましたが、そこである事に気づきました。
私がレッスンの中でやってもらう動作として、
真っ直ぐ滑りながら「立つ・しゃがむ」を繰り返してもらうというのがあります。
その発展形で、ジャンプしながら滑るというのもあります。

これをやると、多くの方がコントロール不能に陥ってきたのです。
深くしゃがむ度に段々スピードが出て暴走気味に・・
これはコブ斜面を滑っていて暴走→発射となってしまうケースと同じなんです。
そうなるのは、何が原因なのでしょう?
正しくスクワットが出来ないと、しゃがんだ時にお尻(重心)が後に落ちる
その原因は、正しく股関節や足首といった脚の関節を曲げてしゃがむ事が出来ない事にあります。

真っ直ぐ立ったところから、しゃがんだ時に、よりブーツのタンにかかる圧が強くなるかどうか確認してみましょう。
この時に圧が抜けるという方は、正しく脚を曲げられていません。
しゃがんだ時に圧が抜ける=後傾→コントロール性低下・暴走 につながるという訳です。


スクワットの画像を切り取ったものです。
立っている時としゃがんでいる時の、すねの角度を注目してみましょう。
しゃがんでいる時のすねの方が前傾していますよね?
上半身の姿勢が悪かったり、股関節の動きが悪かったりすると、
しゃがむとお尻が後に落ち、すねも起きてしまいます。
コブ斜面での滑走を継続するには、重心位置を脚の上におき続けたまま、
大きく脚を曲げ伸ばしする必要があります。
曲げ伸ばし動作が上手に出来ないと、重心はすぐ後へ落ちてしまいます。
整地だとその動作が少ないので何とかなっても、
コブではその出来が顕著に出てしまうのでしょう。
多くの方がコブ攻略に苦しむ原因が見えたような気がします。
逆に言えば、ここの改善が攻略の突破口になるという事も言えそうですね。
もう少し次回以降もスクワットの事について掘り下げてみましょうね。
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