ダルビッシュか、イチローか。
- skiofftrainer8
- 2019年4月23日
- 読了時間: 3分
こんにちは。
GWを前にして、ようやく春の暖かさになってきましたね。
先日、プロ野球の2軍の試合を観に行ってきました。
同じユニフォームを着ていながらも、
1軍の華やかな雰囲気とは裏腹に、

淡々と試合が進んでいるのを見ると、
つくづくプロの世界は厳しいなと感じもしましたが、
野球をゆっくりと楽しむにはいいかなとも思います。
さて、今日はスポーツにおける体づくりについてのお話です。
今回のタイトルに、「ダルビッシュか、イチローか」となっていますが、
この2人はフィジカルトレーニングに対する考え方が対称的です。
ダルビッシュは、いわゆる筋トレで体を大きくする事に肯定的で、
対してイチローはそれには否定的で、筋肉は強くしなやかにという考え方です。
ダルビッシュは実際、筋トレによって体も入団時から比べだいぶ大きくなり、
それによって球速も上がっています。
そういう事実をみると、野球選手が筋トレを行う事で得られる効果はあると考える事が出来るでしょう。
対してイチローは引退するまでほぼ体型が変わらず、
大きな故障をせずに走攻守で高いレベルを維持し続けていました。
イチローも筋トレを取り入れた事があるようですが、
パフォーマンスが落ちたのでやめたそうです。
実際のところ、どちらがいいのでしょう?って思いますよね?
私が思うに、体に対するデメリットが少ないのは
イチローの方ではないかと思っています。
筋トレをして体が大きくなると、
パワーが増えます。
野球の場合、それは筋力が上がってという要因よりも、
重量増によって移動で生じるエネルギーが増える事によるものが大きいと思われます。
しかし、その重量増によって、イチローも言っていましたが、
ボディバランスが変わってしまうと人によってはパフォーマンスの低下を招いたり、
故障につながりやすくなったりしてしまう事はよくあるのかもしれません。
筋トレを取り入れた事で、晩年故障に苦しむ選手や
逆に成績が下がった選手もいます。
筋トレは競技動作と違う動きでのトレーニングもあるので、
投球(打撃)動作に対しての筋バランスが微妙に崩れてしまい、
故障につながるなんて事もあり得なくはありません。
ダルビッシュも今季肘の故障から復帰したところですが、
今のところ制球に苦しんでいる印象があります。
対してイチローの方法は、細くても強くしなやかな筋肉をつくる方法。
例えれば、ゴムです。ゴムの「伸ばして、パチン」という感じです。
私はスポーツにおいて必要な筋肉の力は、筋力の大きさより、
「張力」ではないかと思っています。
この力をトレーニングするには、
大きく筋肉を伸び縮みさせる運動を速くやる事です。
(私がやっているモーグルのコブ滑走なんかは、まさにそういう運動です)
一番単純な運動が「ジャンプ」です。
瞬時に大きな力を発揮させるには、
筋肉も弓やゴムのように伸ばさないといけないのです。
ダルビッシュとイチロー、どちらが正しいか・・
まだこの答えは出せないですが、
ダルビッシュがこれからどの位活躍出来るかで、
その答えが出そうです。
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