スキー&スポーツ上達に必要な、”背骨トレーニング”
- skiofftrainer8
- 2017年9月5日
- 読了時間: 3分

背骨のマルチな動作がスキーを変える
こちらの画像は、「腰椎を左右にたわませる」というトレーニングの様子です。
いわゆる「体幹トレーニング」の一種です。
体幹トレーニングというと、体を固定して筋肉で支えるというイメージがありますが、
そもそも、体を固定する位置がけっこうみんないい加減になってしまっていると見ていて思います。
しかし、体幹を鍛えるにしても背骨がきちんと正しい位置に配置されていないと意味がありません。
このように左右・または前後に背骨をたわませるトレーニングは、
体を正しい位置に戻す為に必ずやらないといけないトレーニングだと考えています。
正しい位置に背骨・骨格を配置するには、
背骨を動かせないと正しい位置に持っていく事が出来ません。
この画像では、おへその辺りの高さの背骨(腰椎)を左右に動かして、
左右に腰椎をたわませる練習をしています。
背骨は首から腰まで24個の骨が積み上がっていますが、
それが一つ一つ関節になっていますので、それぞれの関節が前後左右に曲げる事が出来ます。
ですから、背骨を頸の部分・胸の部分・腰の部分(さらに細かくも)と分けて動かす事が本来可能です。
ところでこの画像のシルエットを見て、スキーヤーの皆さんは何かピンと来ないでしょうか?
スキーのターン時の姿勢にそっくりですよね?
スキーのターン時に、この「腰椎の左右のたわみ」を使うと、
脚の上から骨盤を外す事なく重心移動が出来るのです。
そしてこの動作を、エキスパートの皆さんは自然に行っているのです。
スキーがある一定以上で上達が止まっている方は、
こういった背骨の動きに制限が出ている可能性が高いです。
背骨の動きを分解して、左右前後バランスよく動かせるようにする事で、
スキーの上で体はむしろ安定してくるのです。
免震構造のビルのような体になっていきます。
スキーに限らず、スポーツにおいて欠かせない、背骨のたわみと回旋
背骨って、 前後左右に自在に曲がり、頚椎・胸椎は回旋も出来ます。

先日サマーゲレンデで滑ってきたのですが、
この動作を上手く使うと、 スキーの重心移動がものすごくやりやすいのです。
と言いますか、背骨を曲げる・回すというマルチな動作が (言い換えれば「体幹」のマルチな動作) スキーでのスムーズな重心移動には欠かせないのではないかと思います。
サマーゲレンデでは、足を使ってターンをしようとすると、 すぐスリップしてしまいますので、 より上半身(背骨のマルチな動き)を使ってのスキー操作が必要になります。 サマーゲレンデでは、 よりその人がきちんと体を板にのせて滑れているかがよくわかります。
雪の上では多少ごまかしが利くとはいえ、同じように操作が出来るとより滑走性が上がるのは言うまでもありません。
体幹を固めてしまうと、この背骨のマルチな動作は スポイルされてしまいます。
必然的に足でターンをしなければいけなくなります。
日常でもそう。
歩く時も、体に力が入っていると、足で歩かなければいけなくなります。
ウォーキングやジョギングをして足が太くなる人は 足で歩いているからです。 体にも力が入っている人が多いです。
ちょうど2年前に、雑誌でもこの背骨の動作について 取り上げた事があるのですが、 ここの重要性はより感じており、さらに追求していっているところです。
どんな風に動かすのだろうかと気になった方は、中野の体玄塾にて体験レッスンを行っておりますので、ぜひお試しください。
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