股関節の強化が、コブを克服する
- skiofftrainer8
- 2017年6月29日
- 読了時間: 2分


コブ斜面を滑る時、一番大きく動くのは、股関節や膝関節といった脚部の関節です。
中でも、体幹部と脚部をつなぐ股関節の動きは、とても大きな影響があります。
体幹をぶれないようにする事が、スキー、とりわけコブを滑る時は特に必要とされますが、
このために必要なのが、股関節のスムーズな動作なのです。
股関節は、このように球状になっている大腿骨の骨頭を骨盤側が受けるようになっています。
ですので、股関節は転がるような動作で曲げたり伸ばしたりをするのですね。


※股関節の動き :
骨盤側を固定すれば、足上げになり、大腿骨側を固定すれば、おじぎになります。
曲げ伸ばしはもちろん、足を広げたり、回旋したりと、マルチな動作が可能な股関節だからこそ、
この関節の動作不具合は出来るだけ少なくしておきたいのだ。
股関節回りの筋肉が硬かったりして股関節の動きが悪いと、
脚を屈める時に股関節が上手く転がってくれず、上半身が崩れてしまう
(代わりに背骨を大きく丸めるなどして体を屈める「代償動作」が起こる)と、
滑っている内に姿勢が崩れ、脚の上から重心が逸脱してしまうのです。
股関節の動きがスムーズでないと、体幹の姿勢保持に影響が出てきてしまうんです!
ですから、股関節の動きを改善せずに、体幹の筋力を上げてもやはり簡単に姿勢は崩れてしまいます。
上半身の姿勢をキープする事も大事ですが、
スキーで姿勢保持のために大事な事は、体が大腿骨の上をいかに転がるようにスムーズに動かせるか。
ここがポイントではないかと思います。
タイトルで言う「股関節の強化」とは、
スムーズな動作の習得という事です。
股関節回りの筋肉が緊張していると、なかなか思うように転がってくれません。
だから運動時の脱力って必要なんです。
筋力アップは二の次です。
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