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体幹トレーニングのお話③~体幹トレーニングをすると、動けない体になる?~



体幹トレーニングの方法としては、

「静止状態で姿勢をキープし、その筋力をつける」というものが主ですが、

今回のお話は、そういうトレーニングをあまりすると

パフォーマンスが落ちてしまうというお話をします。

スポーツをするにあたって、

姿勢を正しくして重心の位置などが適切な位置にあることは重要で、

そのために上半身の姿勢が悪くならないように体幹の筋力をつけるという発想はわかります。

しかし、その方法として、

「動かないでじっとしていて筋力を発揮させる」という方法が、

あまりよくありません。

よくない理由とは、、。

①体を静止させないと、筋力を発揮させにくくなる

そもそも、スポーツ動作というのは、

体を常に移動させている(動かしている)事がほとんどです。

「走る」動作に代表される移動の動作中には、

自分の筋力以外に体が移動する事で起こるエネルギーが常に発生しています。

投げたり打ったり蹴ったりする動作においても、

それは同じように起こりますし、

それを利用した方が、より強い力を対象にかける事が出来ます。

(割と動きの少ないように見えるゴルフや野球のバッティング時にも、

移動のエネルギーは使われている=トップ選手は使っている)

しかし、体幹トレーニングによって体を静止状態で固める癖をつけてしまうと、

競技中にも体を停止させないと、それで培った筋力を発揮する事が出来なくなってしまいます。

トップアスリートの試合を観ていても、

サッカーの日本代表選手やボクシングなどでその傾向がみられます。

サッカーだと「このタイミング!」というところで体が止まってしまい、ほんの一瞬プレーが遅れて決定機を逃す事がよくありますよね?

ボクシングだと体は動かず、腕だけで必死にパンチをしているような状態です。

移動のエネルギーが無いので、いくら殴っても相手を倒せないわけです。

「最近この選手動き悪くない?」なんて思う選手、時々いますよね?

もしかすると、体幹トレーニングをやり過ぎているのかもしれません。

こんな風に動ける人が動けなくなってしまう可能性もあります。

②体幹を固めると、体幹部の本来の機能が失われる

姿勢が崩れない事は大切ですが、

それによって、

「体幹を動かない状態にすること」はパフォーマンス発揮にはマイナスです。

というのは、

背骨は前後左右に曲がる・回るという機能があり、

動かないようにトレーニングしてしまうとその機能が無くなってしまいます。

投げる、打つ動作はもちろん蹴るなどの動作時には、

必ず背骨を回して行います。

そして、走る・歩く動作時にも背骨は回ります。

そうです、体幹は常に動作中に動いているのです。

だから、固めて動かないようにしてはいけないのです。

背骨が前後左右に曲がる・回る機能というのは多くの場合、

無意識下での運動になりますので、体幹の筋肉が固まって緊張していると機能しにくくなります。

むしろリラックスさせておかなくてはなりません。

姿勢を崩れないように固めるのではなく、

いい姿勢を「記憶」しておけばいいのです。

崩れても元に戻せるように、自分にとってのベストの位置を把握させておけばいいのです。

そのトレーニングをむしろするべきなのです。

正しい位置を体に教え、それを普通になるようにすることを。

そのお話を次回にいたします。

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