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肩甲骨を寄せる動作は、正しい姿勢につながる? 動作力.comブログ


前回、背骨を横から見た時に、S字の姿勢が正しいというお話をしました。 実際、そうであることは、ご存知の方も多いと思いますし、そう指導している方も多いです。 しかし、私が気になるのは、 それを正しいと知っていても、実際その姿勢をつくるためにやらせている動作が、 S字カーブをつくる事になっていないケースが多々あるという点です。

肩甲骨を寄せる動作は、いい姿勢になるけど・・・

その動作の代表的なものが、 「肩甲骨を寄せる」 という動作。 肩甲骨を寄せる動作というと、今や姿勢をよくするための最も象徴的な動作と言ってもいいかもしれません。 確かに、肩甲骨を寄せて胸を張ると、背すじが伸びてシャキッとした感じになります。 しかし、これで出来る「いい姿勢」と、背骨がS字カーブを描く「正しい姿勢」とは、 また別のものであるという事も事実なのです。

肩甲骨を寄せるだけでは、正しい姿勢には戻らない!


前回にも出てきましたイラスト。 左が理想の形でした。 肩甲骨周りは後へカーブしているのが正しい形です。 しかし、肩甲骨を寄せた姿勢をすると、この左のようにはならず、 真ん中のような骨格に近づきます。 本来あるべき肩甲骨周りの後湾が無くなってしまいます。

肩甲骨をいつも寄せていると、肩こりがひどくなります!

肩甲骨のあたりをピシッと寄せると、 肩甲骨周りの筋肉は、その間緊張しています。 肩の痛みやコリは、肩周辺の筋肉が緊張して起こりますので、 この姿勢をしたままだと、肩こりにつながります。 肩こりの原因が姿勢のせいだと言われて、改善しようと肩甲骨を寄せる姿勢をしてしまうと、 より肩こりがひどくなる危険性もあるのです。 理想である左の姿勢をとると、 肩甲骨周りはむしろ「若干猫背かなぁ・・・」と感じる位です。 姿勢の指導をしていて、「この位の感覚ですよ」と教えると、「こんな丸まっていてもいいの?」と 言われる事も多いですが、むしろ今まで頑張って反り過ぎていたのかもしれません。

猫背を直す方法は、肩甲骨を寄せる動作ではない

実際、イラストの右側のような猫背だという人も多いです。 そういう方がよく行う姿勢改善の方法が、「肩甲骨を寄せる」動作である事が多いのですが、 これだと右から真ん中になるだけで、左の姿勢にはなりません。 右のような姿勢になるのは、もっと別の要因があるのです。 そこを正しく理解をすると、 正しい姿勢改善の方法が見えてくるのです。 そのお話は、次回にしたいと思います。


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