スキーに体のゆがみは大敵!
- skiofftrainer8
- 2018年4月27日
- 読了時間: 2分
スキーは左右対称の動作が要求されるスポーツ。
だから、体のゆがみはその動作をするのにデメリットになります。
今回は体の左右のゆがみについて。
背骨が左右に曲がっていると、そこからターンの得手不得手につながっていくのだ。
正しい骨格について、横から見たときに背骨はS字カーブが理想という事でしたが、
前から見た時はどうでしょう?
前から見た時は、無論背骨が真っ直ぐに見える形が理想になります。

この形であれば、
左右の足に均等に荷重がかかった状態になります。
このまま重心を下ろせばいわゆる
「ニュートラルポジション」になります。
しかしこれに対して背骨が左右どちらかに湾曲している場合、
真っ直ぐ立ったニュートラルのつもりでも、左右の足に均等ではなく、
どちらかに重心が偏ります。
すると、踏みにくい方が出てくるのです。
骨盤のゆがみは、背骨のゆがみ
よく体のゆがみを骨盤のゆがみと称する事が多いですが、
実は骨盤は一個の大きな骨なので、ほとんどゆがむ事はありません。
ゆがむとするならば、背骨の一部でもある仙骨と骨盤側の骨との関節
「仙腸関節」がずれるので、ここを骨盤のゆがみという事も出来るでしょう。
しかし、その関節がずれるのも、
骨盤の高さが左右で違ったり、左右どちらかに骨盤が回ったりしているのも、
それは「背骨のゆがみ」によって起こるのです。

例えばこのように背骨が曲がっていると、
骨盤はこのように左側が上がり右側が下がります。
すると、脚もその傾きに乗じて上下し、
いわゆる「脚長差」となって現れます。
脚長差を含めこれを骨盤のゆがみと称する事が多いですが、このように診ていくと、これらの事象は背骨が曲がっている事に元の原因があるという事が言えるでしょう。
スキーでこの姿勢のまま滑ると、
左は骨盤から引きあげられたような状態になっているので、地面に圧をかけにくく、
右はいわゆる「突っ立った」状態なので、そこからさらに力をいれにくくなります。
それを両方感じる人もいるでしょうし、
ゆがみの状態によって左右どちらかを苦手に感じる人もいるでしょう。
スキーのターンに左右の差を感じるのであれば、
こんなところをチェックしてみると意外と原因がわかったりします。
筋力の差だと筋トレをしたくなるところですが、
こんなところを加味した上で筋トレをする事がまた重要だと思います。
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